平日受付18:45まで 土日も診療

大阪市北区茶屋町3-14
大西茶屋町ビル 3F

06-6486-1133

WEB予約 診療状況確認

よくあるご質問 花粉症対策の準備・治療について

耳鼻咽喉科・アレルギー科 たなかクリニック院長がお答えします!

花粉症対策の準備・治療について

【2022年春の花粉の飛散情報】
(日本気象協会 第2報,3報による)


★スギ花粉の飛散開始について

飛散開始は全国的に例年通りとなっています。
2月上旬に九州や四国、中国、東海、関東の一部から花粉シーズンがスタートする見込み、となっています。

スギ花粉は、飛散開始と認められる前からわずかな量が飛び始めますので、早めに花粉対策を始めましょう。


★今年の飛散量について

2022年春の花粉飛散予測は、

九州や北陸、関東甲信では例年並み、
四国、中国、近畿、東海では例年より少ない見込み

一方、
東北は例年よりやや多く、北海道は例年より非常に多い見込みとなっています。

九州は地域差が大きく、四国、中国、近畿は前シーズンより飛散量は少ない見込みです。

東海から北海道は前シーズンより多く、特に北陸や東北、北海道では非常に多く飛ぶ所もあるでしょう。

前シーズンは症状が弱かった方も万全な花粉症対策が必要になりそうです。

ウェザーニュースの予測もほぼ同じ傾向で昨年より少なく、平年比でも少ない傾向になっています。
(ただしNPO花粉情報協会の予測では飛散数が全国的に多くなり、飛散期間も長い、という予測になっています。前年の夏の気象条件を重視しての予測のようです。)

Q1花粉症の初期療法ってなんですか?

A1抗ヒスタミン剤やケミカルメディエーター遊離抑制薬、抗ロイコトリエン拮抗薬などを花粉飛散の2-3週間前からあらかじめ服用しておく治療法のことです。これにより、症状の発現を遅らせたり強いクスリを服用せずにシーズンを過ごせる可能性があります。

Q2初期療法のメリットとは?

A21. 花粉シーズン中の症状が軽くなる
シーズン中の症状が軽くなり、ガマンしたり、イライラしたりすることが少なくなります。また、この効果は花粉飛散量の多少にかかわらない、というデータがあります。
(つまり、昨年のような大量飛散の年でも効果はある、ということです。)

2. 花粉症の症状の出始めが遅くなる
花粉が飛ぶ前から予防的に薬を服用することで、花粉が飛び始めても、症状が出始める時期が遅くなります。
(もちろん、飛散量が多い日は症状が出ることはあります。)

3. 花粉症の症状と日常生活に合った治療を計画できる
病院が混雑する時期を避けて、余裕を持って患者さん自身の症状と日常生活に合った治療計画を作ることができます。
(初期療法を検討されている患者さまは、花粉症治療に対する意識が高く、花粉曝露の回避などセルフケアを励行されていることなども初期療法の効果が高いひとつの理由といわれています。)

4. 飲み薬や点鼻薬などの使用回数が減る
花粉飛散の最盛期でも、症状を軽い状態で過ごせる可能性があるので、飲み薬を服用する回数や、点鼻薬などの併用薬を使用する回数を減らすことができると言われています。

Q3初期療法のタイミングは?

A3初期療法を受けるタイミングは「花粉が飛び始める2週間前から」が基本です。
毎年必ず症状が出る、といった方達は1月末位からは内服薬の服用を開始された方が良いでしょう。

Q4花粉症の初期療法で注意することはありますか?

A41. 初期療法を行っても、完全な予防はできません。 2. 薬の種類によっては、眠気やだるさが起こることがあります。
(初期療法で使用するクスリは眠気などが強く出ないクスリで十分と思われますが、眠気を感じる方もおられるかもしれません。)

*また、治療開始前にアレルギー症状の原因がスギ花粉のみなのかどうか(ヒノキ花粉症は合併することが多く、また他の雑草による花粉症が合併する場合もあります。)原因を検索し把握しておくことも重要です。

もう一つ!!!!
残念ながらレーザー治療やアルゴン治療はそろそろ時間切れ・・・です。
これから行うと逆に症状がひどくなる可能性もあります。
また、実際に鼻の症状が出てしまっている場合も治療は不可能と考えていただかなければなりません。
ご了承ください。

花粉対策グッズの使用感(あくまでわたし個人の感覚ですので、
参考程度に見てください。)

今はいわゆるマスク以外にも花粉の侵入を防ぐアイテムがありますね。試したのは2つです。

まず一つ目は、
①いわゆる「ぬるマスク」というヤツ(患者様に教えてもらいました)。
軟膏を鼻の周りに塗って花粉の侵入を防ぐ、というモノです。(中に塗布するドイツ製のヤツではありません。)
これは花粉予防として…「あると思います!」
これだけで完全に防ぐのは無理かもしれませんが、何も対策しないで「花粉、来るなら来い!!」状態で外出するよりはずっとよいと思います。(あくまで個人的感想ですが…。)
実際に塗るのはホンの数秒ですみますし、それで症状が緩和できるならいいのではないでしょうか。
注意すべきかと思うのは、帰宅後のこと。
理論どおりであれば、軟膏を塗布した鼻孔の周囲に花粉が付着していることになりますので、そのまま鼻を無造作にかんだりすると、そのときに花粉が鼻腔内に入ったりすることがあるんじゃないかと思います。洗顔などを先にされた方がよいのではないか…と思います。

もう一つは、
②鼻の中に挿入するタイプのマスク(?)
鼻の穴の中に丸いフィルターみたいなものを挿入するタイプのものです。
パッケージを見ると効果は高そうです。
最初に見た時にまず感じたのは、「固そうで鼻の粘膜にキズつきそう…」
実際に手にとって見た感じは「想像していたよりも柔らかい!!」
そして実際に鼻に入れた感じは「思ったより固い…。」
痛かったりはしないのですが、何しろ異物を鼻の中に入れることになるので、(私の場合は)分泌物が増える感じがしてしばらく入れると
「は、鼻かみたいぃ」と思ってしまいます。
もともと花粉症のある方は今の時期は粘膜が刺激に弱くなっていると思われますので、中に異物を入れるのはチトつらいかもしれません。(もっとも、個人差はありますので、先日患者様で実際に使っておられる方もいました。その方は別に鼻が出るとか、刺激が強いとは感じておられないようでした。モチロン、患者さんが処置前にはずされるまではつけておられるのには気が付きませんでした。)
また鼻中隔に強い弯曲がある方には向かないと思います。(弯曲の強い側、凸側は刺激が強いのではないかと思います。)
というわけで、私は外出時は(一応)塗るタイプのマスクは使用するようにしています。

以上、使用感についてでした。
ご参考になれば幸いです。